内視鏡検査の費用と医療費控除
大阪市北区のたむらクリニックのブログをご覧いただき、ありがとうございます。
「地域の皆様の健康維持に役立ちたい」という思いを胸に、日々診療を行っておりますが、こちらのブログでは病気のこと、検査のこと、そして日々の健康に役立つことなどを発信して参ります。
今回は“内視鏡検査の費用と医療費控除”についてです。
医療費控除とは?
医療費控除とは、1年の間に一般的には10万円を超えるような多くの医療費を支払った場合に、所得税が軽減される制度のことを言います。
医療費控除の対象となるのは、病気やケガの治療を目的とした通院や検査、入院などであり、本人だけでなく生計を共にする配偶者やその他親族のために医療費を支払った場合に、税金の還付、または軽減を受けることができます。
健康診断や人間ドックにかかった費用も対象になる?
健康診断や人間ドックは病気の治療のために行うものではないため、医療費控除の対象とはなりません。
しかし、検査の結果で病気が判明し、そのまま引き続き病気の治療を行う場合においては、健康診断や人間ドックは治療に先立って行う診察と同じように考えられるため、検査費用も含め医療費控除の対象になります。
内視鏡検査で医療費控除となるケース
例えば、人間ドックで便潜血が陽性となり、大腸カメラ検査を受けたところポリープが見つかったので切除をしたという場合は、検査と手術、人間ドックの費用が医療費控除の対象となります。
ただし、医療費控除を受けるには、会社員であっても翌年3月15日までに確定申告を行う必要があります。
健康診断や人間ドック、普段気になることがあれば診察を受けましょう
健康診断や人間ドックについては、患者様がお勤めの会社や、加入されている健康保険組合によって費用補助がある場合もあります。
加えて、医師の診察により、病気を治療することを目的とした内視鏡検査は医療費控除の対象となります。
健康診断や人間ドックは、普段気づかないような未病や異常、生活習慣病の発見から治療につなげられる大切な機会です。
気になることがある方や、検査について詳しいことをお聞きになりたい方など、大阪市北区のたむらクリニックまでお気軽にお問い合わせください。